AIエージェントの活用が注目されている。推進派は、組織全体で手動のタスクを自動化するために自律型AIエージェントを使用することのメリットを見出している。 Forresterが6月に2025年のトップ新興技術として挙げたAgentic AIは、コンテンツ生成よりも業務上の意思決定を重視することで、生成型AIをさらに一歩進めたものとなっている。このアプローチがビジネス・ワークフローに与える影響の可能性に期待して、アフラック、アトランティック・ヘルス・システム、レジェンダリー・エンターテインメント、NASAのジェット推進研究所などの組織がすでにこの技術を追及している。 CRMのリーダーであるセールスフォースは、エージェンティックAIを戦略の中心に据え、「Agentforce」を発表した。ITサービス管理の大手であるServiceNowも、AIエージェントをNowプラットフォームに追加した。マイクロソフトやその他の企業も参入している。 AIエージェントがこれほど多くの状況やプラットフォームで登場しているため、このテクノロジーに関心のある組織は、何から始めればよいのか分からなくなるかもしれない。AIの専門家によると、これまでにいくつかのユースケースが浮上している。 コンサルティングおよび税務サービスプロバイダーであるEYのグローバルイノベーションAIオフィサーであるロドリゴ・マダネス氏によると、エージェントAIはERP、CRM、ビジネスインテリジェンスシステムとスムーズに統合され、ワークフローの自動化、データ分析の管理、価値あるレポートの作成を行うという。AIエージェントは、過去の自動化技術とは異なり、リアルタイムで意思決定を行うことができるため、プロセス自動化が主なユースケースとなる。 「AIエージェントは、カスタマーサービス、サプライチェーン管理、IT運用など、これまで人的介入を必要としていた反復的な作業を自動化することができます」とマダネス氏は言う。「この技術が他と一線を画するのは、変化する状況に適応し、手作業による監視なしに予期せぬ入力に対処できる能力です」 AIの専門家が考えるAIエージェントの6つの主な用途を以下に紹介する。 ソフトウェア開発 エージェンティックAIは、AIコーディングアシスタント、つまり副操縦士を、大量のコードを書くより賢いソフトウェア開発ツールに変えることを約束している。 ... Read more